2016年1月17日日曜日

5 嘘をついてしまった罪悪感は努力でしか消せない

「嘘をついてしまった罪悪感は努力でしか消せない」

テレビ朝日の「しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル」で述べた、木根尚登さんの言葉。

木根さんは、大ヒット曲「Get Wild」を含め、30年間「エアギタリスト」であったことを告白した。そして、その経緯を述べながら、現在は、努力をして「最近、どんどんギターが上手になっている」と述べ、実演もされていた。木根さんの今は、努力を重ね嘘を克服し、本当に音楽を楽しんでいる姿だった。木根さんの心境や今までを知ると、その演奏はとても味があるものであった。歳をとってから始めたから「伸びしろがある」という前向きな発言も、考えさせるものがあった。

人間は、なぜ嘘をついてしまうのか。人間、誰だって多少は嘘をつくし、「私は嘘をついたことがない。」なんていうこと自体が、嘘であることは誰もがわかることであろう。嘘の中には、善意の嘘、自己防衛や自己弁護からくる嘘、自分のプライドを守る嘘、冗談から派生する嘘、組織を守るための嘘、そして、相手を貶めたり詐欺を働いたりする嘘もあろう。更に、「真実と事実は異なる」わけで、事実は一つであるが真実は人の数ほどあることも、考えを複雑にしている。

この中で、おそらく、多くの人がしてしまう嘘は、自己防衛や自己弁護、自分のプライドを守るためにつく嘘かもしれない。本当のことを話すのが嫌だし恥ずかしいから、あるいは、悔しいから、という理由で本心を言いたくないために嘘をつくこともあるだろう。最初は、冗談のような些細な嘘かもしれない。しかし、だんだん後戻りができなくなって、それが後々に人間関係にも響いてくることもあるだろう。見栄を張ってしまったり、少し大げさにし、話を大きくしてしまったり。そんなことで、悩んでしまっている人も多いと思う。

ただ、人は忘れる動物だから、実は、嘘をついてしまった本人だけが気にしていることも多い。人の噂も75日。あんまり気にすることはないし、「冗談だよ」、とか、「なーんちゃって」、って素直に言ってしまえばいい。

でも、引っ込みがつかないこともあるだろう。罪悪感も消えないかもしれない。

だから、「嘘をついてしまった罪悪感は努力でしか消せない」という言葉は、とても心に響く。

木根さんのように、堂々と「エアギタリスト」として振る舞い、でも努力をすることで嘘が本当になり、今、心から音楽が楽しく、かつ、上達していることが、素直にうらやましい。

もしかしたら、「夢」を語ることも、嘘をつくことに近いかもしれない。嘘をつくことは、夢を実現させる原動力なのかもしれない。もちろん、ある程度の根拠ある嘘(夢)でなければならないし、実行をともわなければ、単なる妄想にすぎないけれども。だから、夢を語りながらも今を大切にし、堂々と振る舞いながら、継続して努力することこそが大切だと思う。

自分に素直に。謙虚な姿勢でプライドを捨てて、明るく笑顔で、知識をどん欲に吸収すること。これが自分の成長のために大切なこと。そして、むしろ自分をさらけ出したほうが、他人から見ると魅力的に映るもの。

でも、たまには、堂々と「夢(嘘)」を語ろう。その夢が、自分を動かす原動力になり、成功へと導くこともあるからさ。